NAGOYA
名古屋市の紹介
名古屋市は230万人以上の人口を擁する都市です。日本で4番目に大きな都市であり、日本で3番目に人口の多い都市圏でもあります。名古屋市の中心部は、交通の要衝であり、歴史と産業の中心地でもあります。
海、山、川、平野に囲まれた中心部に位置する名古屋の都市は、将軍徳川家康による名古屋城の建設とともに、設計されました。広く平坦で肥沃な濃尾平野は、米や農作物の生産に適しており、豊かな漁場である南の海は、周囲の多くの川と同様に、交通や貿易に理想的でした。山からの良質な木材、粘土、石が豊富である、この豊かな地域は戦国時代における中心的な存在でした。織田家、そして後に日本において260年もの間続いた江戸幕府を生んだ徳川家が重要な拠点として名古屋を選んだのも不思議ではありません。
名古屋城の築城に伴い、有能な職人が全国から集まり、多くの伝統産業が形成されました。世界初の木製ロボット「からくり人形」として知られる機械化された人形は、1600 年代初頭に名古屋で開発されました。当初は、この地域特有の伝統的な祭りの山車や富裕層の遊び道具として使用されていましたが、これらの手作りの機械仕掛けの技術が、織機の自動化につながり、自動車生産ラインの技術にも影響を与え、名古屋の産業を大きく発展させることになりました。イノベーションは常に名古屋の文化の一部であり、この街で日本の製造技術が完成しました。また、名古屋地方は、1,000 年以上にわたって陶磁器の産地でもあり、繊維産地としても世界的に有名です。
歴史と文化
名古屋は、長い歴史を持つ街です。日本第二の神社である熱田神宮は1900年前に創建され、三種の神器のひとつである「草薙剣」を所蔵しています。名古屋は、初代将軍・源頼朝の生誕地であり、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑をはじめ、近代日本の礎を築いた名だたる武士たちの出身地でもあります。戦国時代の中心地である名古屋は、歴史に名を残す数々の戦いの舞台となった場所でもあります。
名古屋城は、日本最大級の天守閣と、日本の城の中で最も美しいと言われる御殿を備えています。1612年に徳川家康によって建てられ、戦時中の爆撃で破壊されるまでは、日本で最初に国宝に指定された城でした。また、名古屋には、大名の武具、武器、家具、衣服、茶道具、身の回り品など、世界で最も優れたコレクションを収蔵する徳川美術館があり、その壮大なスケールに圧倒されます
アクセス
日本の中心部に位置する都市である名古屋は、主要な輸送ハブとして早くから発展しました。陸、海、空の輸送・交通インフラが確立し、ビジネスや観光客にとって理想的な拠点となっています。多くの主要な高速道路が名古屋を往来しています。新幹線は名古屋を中心に、多くの在来線があり、2027年には名古屋と東京を40分で結ぶ超高速新幹線リニアが運行開始予定です。小牧空港を拠点とする名古屋空港は市街地から北へ35分、中部国際空港セントレアは特急電車で南へ30分と、2つの空港へのアクセスも便利です。 名古屋港は日本で最も忙しい港であり、世界170カ国に接続され、年間1億9700万トン以上の貨物を取り扱っています。